11年前、机もテレビもない六畳二間のアパートから大賀商店は始まった。

従業員は、私たち夫婦と後輩一人を合わせた３名のみ。いただいたお仕事に手を合わせ、ひたむきに積み荷をお届けすることを旨としてきました。 それは、設立当時から現在にいたるまで 何ら変わることはありません。

いまでは、九州全域の企業様からお引き立てをいただき 両手では数え足りないほどの従業員達に囲まれて、本当にありがたいかぎり。

大賀といえば、自慢のデコトラで積み荷を運ぶ運送会社と界隈では有名です。 確かに、派手な側面に目のいきがちなデコトラですが、あれは私たちのプライドのあらわれなのです。

思い思いのカスタマイズで、我が子の名前を刻む人もあれば、大好きな言葉を描く人もいる。そんな愛おしいトラック達を大切にしないわけがない。仕事道具をないがしろにする運転手に、大切な積み荷を託すことができるでしょうか？

安全運転は当然のこと。自分が毎日風呂に入るように、洗車を欠かすこともありません。それにデコトラは目立ちますから、油を売っていようものならすぐに連絡が入ってきます(笑)。

自己主張をするのだから、後ろ指を指されるような仕事は絶対にしない。それが大賀のデコトラ乗りの生き方でありプライドなのです。

最後に。大賀商店はまだまだ小さな会社です。ただ、従業員は何物にも代えがたい愛すべき私の家族です。どうぞ今後とも、一癖も二癖もある私たち家族を大賀商店ともども宜しくお願いいたします。

大賀 健